当院は、急性期から維持期まで幅広い患者様に対応しています。急性期では、入院後早期から訓練を開始し、自宅退院に向けて看護師と協同して支援を行っています。長期的な入院にも対応しており、医療療養型が併設されているため、継続した関わりが行え、退院前訪問指導や介護保険サービスへの移行支援にも関わっています。
当科は10階建ての8階にあり、窓が多く設置された景色が良い環境です。夕暮れ時には、夕日がとても美しく、佐渡も良く見えます。リハビリ室は、作業療法室と理学療法室の壁がなく自由に利用できる空間になっています。
理学療法 ( Physical Therapy : PT )
脳血管疾患により、麻痺を生じた手や足の機能回復を図るとともに、
早期より寝返り・起き上がり等の基本的な動作の獲得、
ふたたび起立や歩行ができるよう、
装具や杖などの適応を判断し訓練を進めていきます。
PTでは、より早期に社会復帰できるよう、
個人の生活・環境に応じ、活動範囲を拡げることを目指します。
作業療法 ( Occupational Therapy : OT)
脳血管疾患により、麻痺を生じた手や腕の機能回復を図るとともに、
食事・トイレ・着がえ・洗面・入浴動作など
日常生活が自立して行えるように、訓練・指導を実施しています。
また、個人の生活されてこられた環境に基づき、家事動作訓練や手工芸の導入も行っています。
言語聴覚療法( Speech Therapy : ST )
脳血管疾患などの病気や頭部外傷によって「思うように言葉がでない」「話が理解できない」あるいは「文字の読み書きができない」などの失語症や、「歯切れ良く喋れない」「呂律が回らない」などの麻痺性構音障害に対し、言語訓練を行っています。また、流暢に話せるのに新しいことが覚えられず会話をすぐに忘れてしまったりするなどの高次脳機能障害に対する評価や訓練も行っています。
当院STでは同じ障害をもった方達との交流を大切にし、全国や県の患者・家族のつどい、交流会などにも積極的に参加し、仲間作りをしています。
< 卒後教育 >
①当院脳神経外科医による疾患講義が隔月で開催
②ブレインカッティング(病理解剖)が見学可能で病理部長からの細かい説明は必見です
③院内研究会が毎年11月に開催、部署ごとに研究発表あり
④日本臨床脳神経外科学会にて発表する機会あり
⑤作業療法室・言語聴覚室では近隣病院との合同勉強会を開催
卒後教育プログラム(PDF)